Rina Tsubaki

PROFILE

Rina Tsubaki

Rina Tsubaki

大学卒業後、音楽振興会に就職。約5年間の勤務の後、新型感染症の影響もあり転職を決意。祖父と祖母の見送りを機に存在を知り、気になっていた葬祭ディレクターの職に就き、多くのご葬儀を担当。その中で、「より故人様とお近づきになれる納棺士」の仕事に興味を抱き、イズモ株式会社に入社。現在、当社納棺事業所で「納棺士」として多くの故人様、ご遺族様への「かかわり」を大切に活躍中。

「より故人様とお近づきになれる」“納棺士”の存在

イズモ株式会社に入社する前は、他社で葬祭ディレクターとして仕事をしていました。きっかけは身内(祖父と祖母)を見送ったことを機に葬祭ディレクターという仕事の存在を知ったのですが、当時の担当の方の“悲しみに暮れている私たち遺族に寄り添った、つかず離れずの絶妙な距離感”で対応されることにとても感銘を受けました。そこから葬祭ディレクターへの興味がどんどん大きくなり、たくさんの書籍を読んだり、葬儀に関する動画を観たりと自分なりに勉強していました。勉強してイメージしていたこともあり、葬祭ディレクターとして働き始めた時の大きなギャップはなく、ご葬儀でご遺族のお手伝いをできる喜びを胸に日々仕事に励んでおりました。

そんな中、葬祭業は葬祭ディレクターだけでなく、故人様を棺にお納めする「納棺士」という仕事があることを知りました。葬祭ディレクターは納棺の立ち会いはしないため、どんな仕事なんだろう…と納棺士の仕事について気になり始めました。葬祭ディレクターよりも、さらに故人様とお近づきになれるのが納棺士だと思い、より近くでサポートしたいという想いから、イズモ株式会社への転職を決意し、納棺士の仕事に挑戦することにしました。

1日のスケジュール

出社後、当日の予約状況を確認します。通常は2~3件、多いときは1日4件の施行があります。宗派によって納棺に必要な物も変わるため、宗派を確認・準備を進めます。納棺式ではご遺族・故人様に挨拶後、故人様のお身体に「点滴の痕」や「傷」がないか等のボディチェックを行います。その後、お身体を拭き、お着替えを行います。
また、顔剃りや洗髪、お顔色を整えるメイクをしていきます。これらのお支度を約1時間程度で進めていきます。時間内でご満足いただける納棺ができるよう日々勉強し、技術力を高めなければなりません。

施行が終わり、オフィスに戻りましたら、報告書を記載したり、お化粧で使用したブラシやパフの手入れ、故人様の顔の横に飾る、飾りを作成したりしています。1日の時間はあっという間ですね。タイムスケジュール管理なども納棺士に必要なスキルとして日々意識しております。

納棺士の魅力・やりがい

何よりも嬉しいのが、ご遺族からの“ありがとう”というお言葉です。「いつものお父さんの顔になった」などと喜んでいただけることが日々のモチベーションです。ご要望通りにできたかなと、嬉しい気持ちになりますし自信にもつながります。直接そういったお言葉をいただけることに、日々感謝の気持ちを持ちながらこれからも様々なご遺族、故人様のお手伝いをしていきたいです。

パルモ葬祭ならではのご遺族に寄り添った対応

ほとんどの葬儀社が納棺の儀を外注しているのに対し、パルモ葬祭には納棺士が在籍していることで、葬祭ディレクターをはじめ多くのスタッフといつでも情報共有や確認ができるところが大きなメリットだと思います。よりご遺族のご要望に合った対応をスピーディーに行うことが可能です。

また、他社だと納棺時に扉を締め切りにし、ご遺族が納棺の様子を見られないことがありますが、「見せる(魅せる)納棺」をしているのが当社の納棺事業所の強みでもあります。それには美しい所作であったり、故人様の尊厳をお守りすること、様々な面で心配りが非常に大切です。

最初から最後まで立ち会いをしていただくことで故人様の近くに居たい、かかわっていたいというご遺族の想いに寄り添った対応をすることができます。様々な会話をしながらコミュニケーションを大切に仕事ができるのが納棺士です。今後もよりたくさんの故人様やご遺族に喜んでいただけるよう技術力を磨いてまいります。